[30-51] セキュア・サーバIDとグローバル・サーバIDの違いについて
デジサート(旧シマンテック社(旧ベリサイン社))では、セキュア・サーバID 、 グローバル・サーバIDの 2種類のSSLサーバ証明書(サーバID)を発行しています。
それぞれの製品の特徴としては、SSL暗号化通信の接続動作、暗号化強度に以下の様な違いがあります。
■ セキュア・サーバID
SSL通信時の暗号化強度は、接続を実現する 「ウェブサーバ」 と 「クライアントのブラウザ」 双方の実装に依存して決定されます。
ウェブサーバと、ブラウザの対応暗号化強度を確認し、双方が対応する強度で通信します。ウェブサーバ、ブラウザともに 128bit(または 256bit)の暗号化強度に対応していれば、128bit(または 256bit)で通信できます。どちらか片方が 40bit にしか対応していない場合は、40bitでの通信となります。
■ グローバル・サーバID
SGC(Server Gated Cryptography)の技術に対応した証明書です。例えば、高度暗号化パッチが適用されていないブラウザ(Windows2000 SP1環境のInternet Explorer 6.0)であっても、一旦ブラウザの対応する暗号化強度(40bit、56bit)で接続し、その後自動的に 128bitの強度にステップアップしてSSL暗号化通信が確立されます。このため、グローバル・サーバIDの推奨環境であれば、40bit、56bit などの低い暗号化強度にしか対応していないブラウザを利用するクライアントにも、128bitの暗号化強度によるSSL通信を提供することができます。